ぼくの創る花器は、実用的に創っていません。
造形というか彫刻というか、存在とか質感とかを優先して創っています。一言で云うと「見た目」(在り方)を優先です。
単体(花無し)で、床の間などに飾ったりもします。つまり、まぁなんとか「花器としても使える」みたいな感じです(笑)。ですから「オブジェ花器」(ある意味で彫刻作品)として発表しています。だから「え? これが花器」みたいな作品も かなりあります。想い付くまでの「考える期間」が 一番重要です。
ぼくの創る花器のコレクターの方々は、美術家とか彫刻家とか建築家とか華道家とか…創造的な仕事をしてる人たち。ちょっと変わったひとたち、偏ったひとたちということかもしれないです(笑)。引越しや新築祝いとかの、お祝いごと とかに使ってくれるひとも居ます。
たとえば、ぼくの花器を華道家のかたが、「どう活かすか」という 植物と空間の創意工夫を考えるという方向です。実際に 生け花指向の人と一緒に展覧会を開催しました。
使い勝手優先に創っている陶芸家の仲間ももちろん居るので、使い勝手のよい花器を御所望の方には、いろいろと作家を紹介しています。ひとそれぞれに自分の好みのアーティストが日常の想いの中に居るのが自然だと思います。日本人たちは、自分が好きなアーティストの作品を 自分自身で選んでコレクションすればいいと思います。
ぼくの作品を おもしろいと感じて楽しんでくれる人たちと 使いにくいと想う人とか いろいろな人たちが居る社会が すてきだとおもいます。
花器の使い方は どうぞ いろいろ 工夫してみてください。
お茶花系というか…。野の花 野草とかが 雰囲気が合うのかもしれないです。
これも、全国ワルシャワ計画の一環だとおもいます。
社会空間に(手創りの)違和を提示することによって、市民が自身の側に選択意志を引き寄せてくる、感じ。
これは都会の照明柱のふもとでの採集植物(銀座界隈) 展覧会のセッティングの当日採集この作品は わりと人気 同じような形で いくつか創りました いまは、一点しか残っていないですこれは 建物みたいないい感じに 活かしてくれてるとおもいます 植物と花器と 空間と これはドライフラワーこれは手のひらに収まるくらいの花器創るのが大変でした 自然な歪がいい感じです ぼくの創る花器は 洗うのとか 水を替えるのが ちょっとねーこれなんかは、永遠に中を洗えないんじゃないの? 円盤型花器 形態と質感と植物
土と釉薬はもともと 大地に繋がる素材
黒地にみどりが映える
というこころみこのように
いろいろ視てゆくと こういう花器も ごくふつーの花器にみえてくる
この花器は、壁掛けも可能ですが 平置きでも使えるように創っています
さまざまな平置きに対応できます
植物の生態によって 花器の空間位置関係を選択できるということです
◆この花器シリーズは ほんとうに思考試作段階が大変でした
大好きな連作です
使い勝手 かんぜん無視です(笑)
つづき写真を視てください。以下↓このように 転がして 「自然置き」で 床の間などで空間使用することがテーマです(笑)
さて
これは 箸置きにも使える オブジェ っていうか「一輪挿し」にも使える 直方体作品
創る工程は 大きさにあまり関係がないので 小さいぶんの手間が大変 大量生産できないです。
しかし、この一輪挿し箸置きが いがいに人気(笑)、季節の野草や小さな木の実を生けます。野菜の花もいいです。
依頼はあるのだけど… 創るのがけっこう大変なので ぜんぜん創ってないです。う~~ん
っていうか、ぼくは純粋に彫刻を創りたい~~~。のに(笑)、
ぼくは「生きるため」に あれこれ いろんな仕事をしています って これは あれこれ いろんな横道にそれているということではないのだろーか~~
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