白化粧円盤花器07

ぼくの創る花器は、実用的に創っていません。
造形というか彫刻というか、存在とか質感とかを優先して創っています。一言で云うと「見た目」(在り方)を優先です。
単体(花無し)で、床の間などに飾ったりもします。つまり、まぁなんとか「花器としても使える」みたいな感じです(笑)。ですから「オブジェ花器」(ある意味で彫刻作品)として発表しています。だから「え? これが花器」みたいな作品も かなりあります。想い付くまでの「考える期間」が 一番重要です。

ぼくの創る花器のコレクターの方々は、美術家とか彫刻家とか建築家とか華道家とか…創造的な仕事をしてる人たち。ちょっと変わったひとたち、偏ったひとたちということかもしれないです(笑)。引越しや新築祝いとかの、お祝いごと とかに使ってくれるひとも居ます。
たとえば、ぼくの花器を華道家のかたが、「どう活かすか」という 植物と空間の創意工夫を考えるという方向です。実際に 生け花指向の人と一緒に展覧会を開催しました。

使い勝手優先に創っている陶芸家の仲間ももちろん居るので、使い勝手のよい花器を御所望の方には、いろいろと作家を紹介しています。ひとそれぞれに自分の好みのアーティストが日常の想いの中に居るのが自然だと思います。日本人たちは、自分が好きなアーティストの作品を 自分自身で選んでコレクションすればいいと思います。

ぼくの作品を おもしろいと感じて楽しんでくれる人たちと 使いにくいと想う人とか いろいろな人たちが居る社会が すてきだとおもいます。
花器の使い方は どうぞ いろいろ 工夫してみてください。
お茶花系というか…。野の花 野草とかが 雰囲気が合うのかもしれないです。

これも、全国ワルシャワ計画の一環だとおもいます。
社会空間に(手創りの)違和を提示することによって、市民が自身の側に選択意志を引き寄せてくる、感じ。

sakuhin.kaki01これは都会の照明柱のふもとでの採集植物(銀座界隈) 展覧会のセッティングの当日採集ogata 1922この作品は わりと人気 同じような形で いくつか創りました いまは、一点しか残っていないです001kaki2004これは 建物みたいなkaki.tetu.hira3いい感じに 活かしてくれてるとおもいます 植物と花器と 空間と R0011771 これはドライフラワーkaki.enbann.tetu.syouこれは手のひらに収まるくらいの花器R0011773創るのが大変でした 自然な歪がいい感じです ぼくの創る花器は 洗うのとか 水を替えるのが ちょっとねーR0011772これなんかは、永遠に中を洗えないんじゃないの?  004kaki2003akidena円盤型花器 形態と質感と植物
土と釉薬はもともと 大地に繋がる素材
黒地にみどりが映える
というこころみ直方体花器06このように
いろいろ視てゆくと こういう花器も ごくふつーの花器にみえてくる
この花器は、壁掛けも可能ですが 平置きでも使えるように創っています
さまざまな平置きに対応できます
植物の生態によって 花器の空間位置関係を選択できるということです
画像 008この花器シリーズは ほんとうに思考試作段階が大変でした
大好きな連作です
使い勝手 かんぜん無視です(笑)
つづき写真を視てください。以下↓画像 009このように 転がして 「自然置き」で 床の間などで空間使用することがテーマです(笑)箸彫刻一輪挿し

さて
これは 箸置きにも使える オブジェ っていうか「一輪挿し」にも使える 直方体作品
創る工程は 大きさにあまり関係がないので 小さいぶんの手間が大変 大量生産できないです。
しかし、この一輪挿し箸置きが いがいに人気(笑)、季節の野草や小さな木の実を生けます。野菜の花もいいです。
依頼はあるのだけど… 創るのがけっこう大変なので ぜんぜん創ってないです。う~~ん
っていうか、ぼくは純粋に彫刻を創りたい~~~。のに(笑)、

ぼくは「生きるため」に あれこれ いろんな仕事をしています って これは あれこれ いろんな横道にそれているということではないのだろーか~~