画像 329タカラガイを「タカラガイ」にする
って、
だから、どうということはないのだけど

実物のタカラガイに 黒漆を重ねて
金粉を蒔きます

これは 名護の磯で 出会った貝 5年前か
地平線会議主宰の祭りが 浜比嘉島で開催されたとき あちこち行けた
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黒漆の工程ができたら
朱漆で 貝に模様(斑点とか)を描いてゆきます。そして、風呂に入れて。30分くらいしてから、金粉を蒔きます。
半分固化した状態のときに蒔く。漆が柔らかい内に すぐに蒔くと、金粉が漆に沈んでしまいます。このタイミングが、もっとも難しいかもしれない。ぼくは、イマイチ(笑)。なんでかっていうと、金粉がもったいないから、ついつい固化しすぎてから蒔いてしまうようになる。すると、金粉がひっつかない。だから、ひっつかなかった部分は、また朱漆を塗って、同じ工程を繰り返すことに成ります。

 

蒔いたら また風呂に入れます。
で、四日間くらい。
そして、透明漆を乗せて、金粉を固定します。
それからまた風呂。固化します。
それから、金粉箇所を研磨します。そして完成。

完成品は、ペンダントに加工したり。あて木を彫って帯止めを創ったりとか。
つまり、「自分の仕事」へと向かう為の材料が、ここまでで ようやく完成ということなのだろう。

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