10年くらい前の作品。当時の制作メモが出てきたので
そのまま添付します。
ちょっと 書き加えたいこともありますが。原文のママです。
粘土施工が完了して これから乾燥に入るという段階のメモ。文章では写真の反対方向からの視点で書いています。
けっこう施工が大変だったみたいです。施工中の写真も出てきたので下部に添付します。
当時のメモは以下です
◆◆◆
『島の暮らし』シリーズで連作している建物です。
島のアトリエやら島の病院、島の公共温泉などがあります。
「島の小学校」。
粘土組み立て段階は、終了。
これから、乾燥にはいります。
乾燥段階でも、各所歪みますので、割れやゆがみや凹み出っ張りができます。それを修正してから焼成です。
この作品は、二回窯に入ります。白化粧土で白くなります。その後の上絵は未定です。
「島の小学校」の制作は、おが太の制作技術の限界を超えていて粘土制作を嫌いになりそうでした。
少し、頭が変になりました(基本的人格は元から変ですが)。
この小学校には、この島の図書館が併設されています。
塔のある下部建物が図書館です。
塔は日時計。
手前二階建てが教室。
体育館や運動場は、不必要だ。
なぜならば、此処は、大自然とそのままに今に生きている誇りある島だから。
学校を出たら、島の全部が運動場。
だけど、図書館は大切、必要です。
この小学校では歴史の年号を暗記させて受験に向かわせるようなアホな教育はしない。
教科書を観たら解るようなことは、教科書を観たらいいのだ。
だから、
この学校の先生は、すっごい大人たちがいるぞ~っ!。
図書館は、島で唯一ですので公共性があります、島の大人が毎日ここに来ます。
学校の先生たちも、ここで専門書をひもといて研究をしています。
子ども達も昼休みや放課後には、図書館で大人たちと一緒に交流します。
生物学者の大人は、子ども達から島の神秘性をいろいろ教わっています。
大人も子どもたちにいろいろなことを伝えています。本の見せっこや交換をしています。
「公共の図書館と学校が併設されている」ということは、とても良いことだと思います。
小学校は、島の中核。
島の未来を培う大切なコミュニケーションの場なのです。
二階屋上部は、迷路にする予定だったのですが、やめました。
卒業生は、階段を上って塔の上から鳥になって飛んでゆきます。
ですから、卒業式の日は、飛行機は飛行禁止です。
鳥撃ちの猟師さんもお休みです。
なんか、頭が変です。
ヘトヘトになりました。
50歳に近づいて、こんな日々を送ってるなんて、ぜったい変です。
制作に情熱を燃やして集中すればするほどに社会生活から離れて行きます。
ダメ人間みたい。
すごく、まじめにエネルギーを消費したのだが、落後感が倍増しているのは何故だろうか。
二重に燃え尽きたかんじです。
建設記念祝賀パーティを単独で行いましたが、人生状況に落ち込みました。