1103盆栽オガタガオ

ぼくは「彫刻家」が 本業でありますが、彫刻作品はなかなか売れないので、本業を成すための「仕事の資金」を いかに捻出するか?というのが、この国で創作活動する彫刻家たちの課題です。

日本では、美術大学を卒業したら だれしも「いきなりプロ」ですから、当然、「現行日本型」資本主義と 真向かわねばなりません。

そのために、彫刻家は 実社会の中で いろいろさまざまな工夫実践をしてゆきます。

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たとえば、写真のような、「盆栽」を創って 路上で販売していました。

この盆栽作品の台座は 壊れた陶器の切片です。苔や木は、周辺を散策しながら採集します。ですから、元手はゼロ円です。

丸儲けです!(笑)

しか~し、

これが なかなか売れないです。一日がんばっても一点か二点。ほぼ ぜんぜん売れない。

しかも、一点の最高額がせいぜい千円です。路上販売では千円以上のものを 売るのは なかなか難しいと思います。大晦日や正月の縁日とか、ご祝儀みたいのじゃないし。

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「仕事の資金」どころか、自分の生活費すら 稼ぐことが至難です。

数日あれこれ工夫して創って 一日販売に費やして 売り上げが2千円では いまの日本社会で「生きる」為には、ちょっと厳しい。販売現場までの交通費にしか成らない。それでは 総合的に 赤字を繰り返すことに成ります。しかも その間は、本職の「彫刻創作」は 休まねばならないです。
日本の彫刻家は 仕事の続行が けっこう厳しいとおもいます。
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そんなこんなで、
311以降、使えなくなった窯の再起は、諦めた。(窯の稼動維持には、すごく金銭がかかります)。

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しかしながら、

実は それでも 現状は なお前に進んでおります。「彫刻創作」の可能性の実現に 向かっている その実感があります。

地平線会議の仲間が「四六乃窯」という 有機生命体を 生み出してくれたから。なんだか、ぼくは、また もしかしたら彫刻作品を 創ることが成せる期間を獲得可能かもしれない。

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少しずつ 少しずつ 挽回している

想いは いつも 新しい

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