「46号」ご乗船のみなさま。
第二回の作品、もうしばらく おまちください。

年始から オガタは、とても考えています。
こんなに考えるとは おもわないくらいに考えてしまって。ヒドイ。

いろいろなことを すべて美術創作に関連して思考するような癖が身に付いてるので、なおのこと「オカシナ」脳内に成ってる。

ぼくは、感じや想いや思考を テレビのチャンネルのように、切り替えられない。これは、幼少の頃から。大人に成ってからは、わりと意識的にそのようにしていたら、そのように成ってしまった(笑)。
美術家の仕事は、公私合一のようなこと。onとoffが判然としない。タイムカードが無い。友だちと遊んだり、ご飯を食べてるときに いきなりイメージが来たりする。仕事の事を考えて歩いてると、自分の家を通り過ぎてしまうし。
かつ、「公私混同しない」という現行社会概念をある程度意識(自覚認識)していないと、社会生活が まともに送れなく成ってしまう。

創作思考に没入(専念)してしまうと、人との対峙が、不安に成ることがあります。常識的では無いことを言動してしまって、恥ずかしい想いをするのではないかとか。なにか、社会的な失敗をするのではないかとか。
だから、あまり、人と会わないようにしたりする。っていうか、「ひきこもる」。しかし、ひきこもることも、不安がある。社会との乖離。だけども、ある程度、現行社会から離れないと創作など成せない。このバランス感覚が、自分でもよくわからない。頭の中が右往左往する感じ。そして、落ち込んで凹んで、ダメな自己に胃が痛く成る。
まったく 創作には向かない性格なのだとおもいます。
一生かかっても 芸術家にはなれないとおもう。

創作仲間に手紙を書きました。二日かかりました。10頁の書簡。もちろん手描き。一回性。作品のよう(笑)

http://46nokama.net/archives/242

ぼくの基本というか「基発」は、やはり、此処にもどってくるとおもう。
リンゴを創りたいということではないです。
難しい言葉は要らない。
そして、私的で個的で小さい。大地を揺るがすような彫刻ではない(笑)。
ぼくの作品は、
競争をあおるものではない。支配を挑発するものでもない。そうありたい。