2015-09-04 21.09.54


これも婚礼のお祝いのためのさくひんです

去年から思考していました。婚礼前から あれこれ思考に悩みました。さいしょは、彫刻作品をイメージしていました。
しかし、どうも脳内がスッキリしない。風景が見えず 妄想がホワイトアウトする感じ。
なので年始にいったん すべての計画をニュートルにすることにしました。
婚礼の儀式の当日の「体感」に 自己のすべての感性を解放するということ。儀式に参加した人たちと共に同時に経験する時間を 体で覚えて その体感を「形」にしてゆくことの模索をするという感じ。

当日は、朝から緊張しました。
もちろん、自己を解放しているままの 気持ちのよい緊張感です。
快晴。
ほんとうに とことん快晴でした
その「快晴」の印象は 強烈

そして、
ご夫妻や そのほかの方々との 実際に会った体感
そういうことを 覚えて とにかく 工房に急いで戻りました
もっと、現場に残って 人とお話とかしたほうが よかったのかもしれませんが、ぼく的には、作品が、やっぱり気になるので

「青空の花器」を それから 思考してました。
しかし、花器ではないなって 思ってきて
それは、その夫妻のイメージや日常の忙しさなどのことを 想ったからであって

そして
「青空の器」という方向に ぼくの世界は 展開してゆくことになって
それも さいしょは 自然とか宇宙とかの側の「晴天」とか「快晴」だった。
しかし、
そのあとに、「ふだんの 日常の テーブル」が 想い浮かびました。
そして
「ふだん使いの うつわ」に しようと 想った

素朴な 器と皿 が できたとおもいます
これを 二人分 送ることにしました
朝日のあたるテーブルの うつわ です

婚礼の儀式は とっくに過ぎていますが
ようやく お二人を お祝いできるさくひんが 生まれました


勝手に おもってるのだけど
というか、ぼくは、自分自身の感性を信じてしか 作品を創れないので
創作の具現には 月日が かかります

薄くて軽い 皿と器
手ひねり
信楽土 釉薬は軽い印象のを使いました


自分でも気に入ってます。
試行錯誤試作して創ったので、今後も ぼくの作品として創ることになる感じです。

ぼくの作品は、すべて手創りなのでまったくの同じものは、決して生まれないですが。