母親が また 新しいことを言った
わたしは「死ぬのが遅いの」って

母は、今までは、こういっていた、
「生きすぎた」「こんなに生きるとは思わなかった」「もう充分生きた」とか

ということで
ぼくの「母親との暮らし」2016新年は、「死ぬのが遅い」という言葉から 始まった

母親と 延命治療や尊厳死やらのはなしをすることがある
安楽死とか 薬物投与で眠ってるうちに旅立つのとか そういう番組も一緒に観る

でもなあ
「死ぬのが遅い」と言われて いったい どうこたえたらよいものか

ぃや まあ ちょっとまってよ まあまあ みたいな感じか

母親自身は とくに急ぐわけでも無いのだけど
そのように ことばする
だから まあいい

でも 「(自分は)死ぬのが遅い」って 好きなひとに言われたとき
こお なんていうか
相手の気持を なんとなくわかりながらも

ぃや もうちょっと いっしょに おってほしい て おもう

ぼくに なにが成せるわけでも ないのだけれども