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いまは「猿は、描きたく無い、創りたく無い」という心境。
さいしょ「写実」で描こうかと思ったけど、ネットに描きたい写真が無くてやめた。チンパンジーが いま なぜかとくに嫌で。ゴリラかボノボにしょうかと思ったけど、これも描きたい写真が無かった。ピグミーマーモセットとかにしようかとおもったけども、これも描きたくなるような写真がなかった。つぎの候補は、ゲラダヒヒ、しかし、描く気持が 降霊してこない。
そもそも 今は「サル系」のなにも創りたく無いし 描きたく無かった。そのまま年末ギリギリに成ってしまった、E本さんと仕事場の大屋さんと 毎年二枚だけは、年賀状を描くので。しょうがないからニホンザルのマンガにした。だけど どれも イマイチ。ダメだ。
鯛を描こうかと思ったくらいに 猿は描きたく無かった。「視鯛」「言い鯛」「聴き鯛」という三鯛を描くとか、象にして「視たい象」「言いたい象」「聴きたい象」とか、描こうかとも思った。
作品を創るときは 一人のようで 独りでは無い
描くときは、紙や 絵の具や 筆と 一緒に 仕事をしている
想いのなかで 出会ったひとが いる
ひとは ずーーっと テーマのひとつだけど
ひとを描くのは むずかしい
ひとは 描きたいけど 描けない
サルは 描こうとおもえば 描けるのだろうけど 描きたくない
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